太陽光発電導入に伴うデメリットについて

 
太陽光発電のデメリットを考えるときに忘れてはならないのが、管理維持費用です。せっかく太陽光発電を導入したものの、こんなはずではなかったと後悔しないためにも、管理維持費用に関する試算をしておくのが理想的です。

特に住宅を新築する際には、太陽光発電による売電効果だけに注目せずに、固定資産税の課税対象になっているのかどうかも確認する必要があります。というのも、屋根材一体型ソーラーパネルの場合は、屋根としての機能性があると判断されてしまうことにより、固定資産税の課税対象になってしまうからです。

定期メンテナンス費用は、数年に一度の出費としても考えられますが、固定資産税は毎年必ず課税されます。屋根材一体型ソーラーパネルの固定資産税を試算するのは意外と困難です。固定資産税は行政によって地域差があるからです。

ですから工務店にしろ、電気会社にしろ、可能な限り固定資産税の評価額の試算や見積りをしてもらうのが理想的です。固定資産税を正確に試算できなくても、工事例が多ければ、それだけ施主の実例が工事業者の元に集まり、固定資産税額も、ある程度は調査可能になっているからです。安易に電気代節約や売電利益だけに捉われずに、しっかりと管理維持費用を把握するようにしましょう。