太陽光発電の自作
太陽光発電を自作して活用する
太陽光発電を自作して活用することは可能です。ただし発電量に関しては、対応範囲が狭くなるとも言えます。一般家庭の通常電気使用量を確保しようとすると、ソーラーパネルが不可欠になってしまいますから、個人で必要部材を購入して施工するというのは極めて困難です。
しかし用途に応じた発電であれば、かなり利用範囲が広くなります。たとえば携帯電話の充電用としての限定的な太陽光発電であれば、自作でも対応可能です。もっとも応用範囲が広い用途としては、日常で使用している電池を充電式にして、その電池の充電用に発電するという方法があります。屋根の上に搭載させるソーラーパネルといえば、基本的に畳サイズと同規模になってしまいますが、携帯電話や充電用電池の充電に利用する用途であれば、A3サイズ程度のソーラーパネルを利用することが可能です。屋根ではなく、日当たりの良い場所に設置すれば利用可能です。
もちろん書類サイズ程度の大きさのソーラーパネルであれば、個人で部材を購入して、個人で設備を整えることも容易に可能になります。なお、ノートパソコンやタブレットパソコンを使用する際の電源確保にも利用可能です。
天候に左右される太陽光発電ですから、まずは非常時や災害時の、緊急連絡用電源確保として、携帯電話利用、電池充電利用、というように検討してみると良いでしょう。
ニーズが高いのは車への設置ですが、特にバッテリーに負担のかけたくないキャンピングカーなどではソーラーパネルが活躍します。キャンピングカーで旅行をする場合などは車内でひと通り生活をするわけですから、空調、料理、シャワーなど大量の電力を消耗します。一部ソーラーパネルで蓄電することでバッテリーの消費はかなり抑えられるでしょう。